2018年 明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます!
2017年の外来最終日(12月29日)は、最近の一日の患者数を超える人数が午前診に集中してしまい、開院以来最多の患者数となりました。患者が減るこの時期に、夏の繁忙期を超える人数になるとは予想だにしておらず、時間帯によっては1時間近い待ち時間が発生してしまったことをお詫び申しあげます。
2016年7月11日に開院してから、約1年半経ちました。
開院初年度の夏は、診療時間中にブログ用の写真を撮影する時間がとれました。
しかし昨夏は水虫、あせも、虫刺されに加えて、水いぼ取りの子供たちが一挙に増えて、夏休み前までは午後診に学童が集中し、処置室はバタバタの状態になりました。夏休みに入ってからは、子供たちが午前と午後にうまく分散して受診してくれるようになり、午後診の混雑が緩和されました。
昨夏から採用した、飲む日焼け止め“U・Vlock”も好評でした(詳しくはこちら)。夏場よりは少ないですが、眼に見えないだけで紫外線は冬場も降り注いでいますから、今の時期も油断せずに紫外線対策を継続することが大切です。
開院1周年記念に美容注射の割引キャンペーンを行い、多くの患者さんに利用していただきました。8月末で終了予定でしたが、ちょうど終了直前に患者数が5000人を突破したため、9月までキャンペーン期間を延長して大変好評でした。一番人気であったプラセンタ注射は、引き続き多くの皆さんに継続していただけるよう、キャンペーン終了後も価格を据え置きました(1V 1000円、2V 1500円)。まきのはら皮膚科の全スタッフも毎週注射するほどの、大人気メニューとなっています(喜びの声はこちら)。
まきのはら皮膚科では小さな皮膚腫瘍に対しては手術も行っており、その中でも要望の多い術式は、粉瘤に行う“くりぬき法”です。紡錘形(葉状)に切除すると大きな傷跡が残りますが、くりぬき法だと4ミリの小さな孔から粉瘤の本体である嚢腫壁を引っ張り出しますので、傷跡が小さく目立たずにすみます。
くりぬき法の実際の術中写真(肩1 顔面1 肩2 顔面2)や注意点(詳細はこちら)はクリックして過去の記事をご覧ください。
もう1つ、巻き爪(陥入爪)の手術である“フェノール法”もとても喜ばれる術式です。2017年最後の手術は、駆け込みの“フェノール法”でした。手術翌日には満面の笑みで「20年来の痛みから解放されて、本当にうれしい!」と喜ばれました。本年1月には、もう片側の手術も希望されました。
巻き爪の手術は外科や整形外科でも行われていますが、単に抜爪しただけではまたくい込んだ爪が生えてきて、再発してしまいます。そのような手術を何回かした後に、来院される患者さんが多いのが現状です。“フェノール法”は爪を作る細胞をフェノール(消毒薬)で処理して、二度とくい込んだ爪を生えてこないようにする方法です(数%ですが、再発する場合もあります)。
巻き爪でお悩みの方、行動の制限がなくなり人生変わりますよ!
2018年度は、皮膚外科の第一人者である名古屋大学皮膚科同門会の先輩医師からのご厚意により、粉瘤や脂肪種などの皮下腫瘍の鑑別に有用なエコー(超音波)を導入する予定です。
またせっかく開業したので、勤務医時代にはやりにくかった保険外の治療メニューも少しずつ取り入れたいです。まずは昨年末、自分で実際に受けてみて効果を実感した手技から始めてみたいと考えています。日本ではつらい症状に悩んでいる方が大勢いますので、きっとお役に立てると思います!
2018年は効果の高い最新の治療法を安全に提供できるように、スタッフ一同今まで以上に研鑽してまいりますので、本年もよろしくお願いいたします。