粉瘤 くりぬき法② 顔面

2016年10月14日

9月度の手術実績をUPしました(詳細はこちら)。ほくろやイボよりも、粉瘤の手術が多くなりました。

以前紹介した肩の粉瘤(詳しくはこちら)に続き、今回は顔面の粉瘤の“くりぬき法”の紹介です。

いつもお世話になっている業者さんが、頬の粉瘤を取ってほしいとのことで、朝一番で来院されました。

4-5年前から少しずつ拡大してきており、以前大垣の外科クリニックを受診したけれど、そこでは手術を断られたとのことでした。

感染もなく、何とかくりぬき法で取れそうな触感(これは経験上の勘です)。ちょうど手術枠が空いていたので、お昼過ぎに出直していただくことにして、当日手術することにしました。

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表面から出っ張っている部分は2~3cmほどでしたが、その周りの皮下にも触れ、全体では5cmほどでした。頬にこれだけの皮下腫瘤があると目立ちます。

局所麻酔をして、4ミリの孔を開け白色内容物(垢)を押し出していると、局所麻酔で袋と組織の間がうまく剥がれたのか、粉瘤の本体である袋(嚢腫壁)の大部分も一緒に出てきました。

 

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これは残っていた袋の残骸です。

予想していたよりも短い時間で終わり、顔面にもかかわらず、出血もほとんどありませんでした。

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約5cmあった皮下腫瘤を4ミリの孔から引っ張り出せました。これを葉状(紡錘形)に切っていたら、頬に大きなキズが残ってしまいます。

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約2週間後の傷跡です。

小さな傷跡ですむことは、“くりぬき法”の最大の利点です。

 

くりぬき法は傷跡も小さく、患者さんにとっては手術後の処置も簡単で負担の少ない手術法ですが、意外に得意な皮膚科医は少ないです。

他院で“くりぬき法”を断られた方も、お気軽に相談にいらしてください。

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