2019年 明けましておめでとうございます

2019年1月1日

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2019年 明けましておめでとうございます。

2017年の最終診療日である12月29日は、当時の開院以来最多の患者数となり、最長で2時間近い待ち時間となってしまいました。2018年は12月の初めより混乱を避けるように再診日を調節していたら、朝雪が降ったこともあったのか、開院以来最も少ない患者数となりました!当日来院された患者さん曰く、“待合室にも誰もいないし、駐車場にも1台も停まっていないから、もう終了したのかと思った”と。あまりにも極端すぎて、混雑を覚悟して出勤してきたスタッフも私も、拍子抜けしてしまいましたが、混乱なく2018年の最終診療を終えることができました。

今月で開院して2年半になります。

まきのはら皮膚科は、駅や電柱などに看板は出しておらず、広告はこのホームページのみ、美容系のレーザー治療もしていませんが、昨年末で9千人を超える患者さんのお役に立つことができました。

皮膚科・アレルギー専門医として一般皮膚科と小手術(保険診療)を主軸にしており、一般皮膚科をきちんと診療することの大切さを日々感じています。

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最初はお母さんが受診し、その後子供たちを連れて来てくれたり、子供を連れてきた両親・祖父母が一緒に受診したり、ママ友からの紹介など、口コミ主体で近隣の患者さんが来院してくれるようになりました。

遠方からは、粉瘤や巻き爪の手術希望の方をはじめ、江南や犬山市など、前職場で診ていた患者さんも来院してくださり、なつかしい顔を見ると昔話に花が咲いたりします。

手術は、1cmまでのほくろやいぼなどの皮膚良性腫瘍、3~4cm以下の粉瘤や巻き爪を中心に行っています。粉瘤は“くりぬき法”、巻き爪は“フェノール法”をメインに施行しています。

粉瘤のくりぬき法は、4ミリの小さな孔から腫瘍本体の嚢腫壁を剥離しながら引っぱり出す方法で、傷跡が小さくて目立たないのが利点です。大きなもの、男性の背中などの皮膚が厚い部位や化膿を繰り返して周囲の組織と癒着が強い症例などは、小さな切開孔からは嚢腫壁を摘除できない場合もあります。実際の手術の様子はこちらを参照してください(肩1 顔面1 肩2 顔面2)。

巻き爪の“フェノール法”は、陥入している爪を数ミリ幅で抜爪し、フェノール(消毒薬)で処理して、巻いている爪を今後生えてこないようにします。手術が終わった瞬間より痛みから解放され、歩いて帰ることができます。患者さんから一番喜ばれる手術です。抜爪だけでフェノール処理をしないと、しばらくするとまた巻き込んだ爪が生えてきて、痛みが再発します。過去に他科で手術をして、再発してしまった方もあきらめないでご相談ください。

 

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2019年も慢心することなく、アットホームで温かい雰囲気の中、一人一人の患者さんに最適な治療が提供できますよう、スタッフ共々心がけてまいります。

本年もよろしくお願いいたします。

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まきのはら皮膚科は名東区の皮膚科専門医です。

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