皮膚の下に袋状の嚢腫ができ、袋の中に垢が溜まってふくらんできたり、ときに膿んだりします。
大きくメスで葉状に切除する場合もありますが、私は4mmの小さな孔より、袋(嚢腫壁)をひっぱりだす“くりぬき法”が得意です。手術時間も短く、傷跡も小さく、目立ちません。
“くり抜き法”は上記のような利点が多い手技ですが、意外に得意な医師は少ないです。
膿むことを繰り返して袋(嚢腫壁)が周囲の組織と強くひっついていたり、部位によっては“くりぬき法”が適さないこともありますが、他院で“くりぬき法”を断られた場合でもご相談ください。